
アジア・オセアニアのバレンタイン事情
2月14日はバレンタインデー。日本では、女性から男性に、チョコレートを贈る習慣になっています。
そもそも、バレンタインはどこから来たかというと、ローマからと言われています。その昔、ローマのバレンタイン司祭が、皇帝から結婚を禁止されていた兵士を結婚させたものの、皇帝にばれ、殺されてしまった殉教の日が2月14日であったことから、死を悼む宗教的な行事が背景にあるよう。。年月を経て、愛の告白を行う日として定着したようですね。
日本では、1950年代にチョコレート会社が、バレンタインデーセールを始めたことがきっかけで今の習慣が定着したと言われていたりもするようです。

香港では、男性から女性にお花を贈ることが習慣になっています。ホワイトデーはほぼないようですので、男性には少し残念なところもありますね。特に、お花の渡し方に違いがあります。会社に送りつける!ということが一般的なようです。周囲に愛をアピールすることが目的のようで、日本では少し感覚が違いますね。また、香港人にとっては、クリスマスよりも大切な日で、プロポ―ズする日として、レストランなどでは、バレンタインのセットメニュー一色となるようです。少し高級なレストランで、特別なセットメニューを食べながら、プロポーズをする!ロマンチックな一日ですね。

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シンガポールでも、日本とは、異なり、男性から女性へ、ハートの風船やお花を贈るのが一般的です。若者たちが、風船やお花をもって街中を親しげに歩いている姿をよく目にすることができます。香港と同様、レストランでもカップルが多く、そこには、ハートの風船や一輪のお花があります。会社に大きな花束を持ってデリバリースタッフが入っていく様子も見ることができます。でも、今年は、チャイニーズニューイヤーとかぶっているので、多くの会社がお休みです。家族で過ごす人も多い年になるかもしれません。

タイは、バラの花とテディベアが多く贈られているようです。男性から女性にあげるのが一般的です。お花屋さんやスーパーなどでもこの時期になると、バラの花でいっぱいになるようです。タイの友人に聞き込みをしたところ、やはり夫婦や恋人同士でバラを贈り合っているようです。

オーストラリアやニュージーランドでも、欧米各国と同様、男性から女性にお花やプレゼントを贈ることが一般的です。チョコレートも贈りますが、お花やカードが定番です。ジュエリーなどの高額品を贈ったりもします。また、バレンタインデーは、恋人同士や夫婦、家族などがプレゼントを贈り合い、感謝の気持ちを伝える日としているため、日本とは少し異なりますね。オーストラリアの学校では、男女問わず、バラ一輪を買って、好きな人にあげるというイベントもあるようです。

各国で、贈る物はお花が多いようです。
一番驚いたのは、男性から女性への贈り物ということです。各国の事情を見ると、日本が特殊という感じですね。
日本では、女性から男性へチョコをプレゼントすることが定着していますが、大切な人へ、感謝の気持ちを込めて男女問わず、贈り合うのもよいかもしれません。最近では、日本でも友人同士のトモチョコや自分へのご褒美チョコなど、性別問わず楽しめるイベントになってきています。
2021年は、コロナ禍で以前とは異なる形での贈り物が増えるかもしれません。コロナ禍でなかなか会えない、家族、夫婦、恋人同士で日頃は伝えられない感謝の気持ちを伝える機会として活用してもよいかもしれません。